サーバー構築の第一歩。機材の選定基準。

イクラサーバーの構築(物理編)

こんにちは。えむえすです。

今回はマインクラフトサーバーの構築(物理)をご紹介します。

以前何かそれらしきものを描いたような気もしますが今回はサーバー本体に焦点を当てています。(あの記事自体半年前であれを描いた時よりも知識が増えたってのもあります。)

 

1.マインクラフトサーバーに何が必要か

イクラサーバーに必要なものを一概に「これ!」と言い切ることはできません。
例えばデータセンターレベルのサーバー機材を用意しても回線がソフ○○○○エアーなど激遅であれば回線がボトルネック(足を引っ張る部分)となってしまい全体のスペックが完全に無駄になってしまいます。
全体的にフラットにしなければいけません。
要するに今回紹介するもののどれかが一つでも不足してしまうと不足しているものンレベルにほかのパーツが合わせられてしまうよということです。(我ながら分かりづらいので以下のイラストをご覧ください。)

ボトルネック」の状態

このようにならないようにパーツ構成やサーバー環境を構築してみてください!

⒉メモリ

DDR3/4/5での違い、ECC/非ECCでの違いはあまりありません。重視するのは容量のみです。

通常、まず、サーバーソフトウェアの起動用に200MB程度必要です。

次にプレイヤー1人につき200~500MBくらいを確保した方が良いです。

1GB3人くらいの認識で良いです。

そしてOSやそのほかソフトウェア(DDNSリモートデスクトップなど)を動かすために5GB程度を残します。

その他エリトラ飛行や新規マップロードに対応するため余剰を5GB~持たせておきます。

完全にどのようなサーバーにするかによるのですが、余剰は10人につき5GBくらいと考えた方が良いです。ですが、確保できなくても最低限動きます。

例として、30人規模のサーバーを展開する場合、

200MB(サーバーソフトウェア)+10GB(プレイヤー30人分)+5GB(OS用)+15GB(余剰分)

となり、合計30GB、つまり32GB分のメモリを指す必要があります。(30GBを確保できれば良いので16GB,8GB,4GB,2GBのメモリを各1枚ずつなどの配置でも良いですが相性問題や安定性が担保できない可能性があるため16GBx2や8GBx4の方が良いです。)

3.CPU

次に必要なものがCPU性能です。

CPUは単にコア数が多いものではなく、クロックが高いものが好ましいです。

とはいえ、基本的にCPUが足りなくなるのは経験上、本当に稀有です。

例えばi3に128GBなどはボトルネックだと思います。というのもリモートデスクトップなどを行えばかなりCPUを使用するのでCPUに関しては単にマインクラフトサーバーのものだけを考えれば良いというものではありません。これは先に話したメモリや後述するネットワークなどにも言える話ですがCPUは特にこのサーバー以外のソフトウェアの影響を考えなくてはいけません。(ただし、CLIが触れる場合はSSH接続で管理が可能なので軽量です。)

一つ訂正しおきたいのですが、Xeonが適さないということを話している人がいます。

これ、間違っているとまでは言いませんが完全に正しいとは言えません。例えばE5-2650V4(12コア/24スレッド-ターボブースト時2.9Ghz)のようなものであれば完全に「ただコア数が多いだけ」でありマインクラフトサーバーには適しません。ですが、E-2314(4コア/4スレッド-ターボブースト時4.5Ghz)のようなものであればXeonですが普通に向いていると言えます。

ですのでXeonだからといって一概に向いていないというのは間違っていると言えます。(大多数は向いていないものなんだとは思いますが)

4.HDD/SSD

HDD/SSDは規模にもよりますが多くなくて大丈夫です。

500GBあればかなりの大規模なものでも対応できるレベルです。128GBで問題ありません。

じゃあなんでもいいのかっていうとなんでも良いわけではありません。

まず、費用にするかスペックにするかの選択が必要です。

SSDは早いです。バックアップなども一瞬で終わります。ただし、書き込み量が凄まじいので早ければ1年で上限に達します。なのでかなりの頻度で交換する必要があります。(とはいえ、小規模であれば問題となりません)

一方HDDは少しバックアップが遅いです。また、ランダムアクセス性能の高いものが求められるため、HDDは少し向いていません。ただし、書き込み量という点で見るとこの方が良いです。長く使えますし安いです。

とはいえ、おそらく規模が向上するにつれてNASなどを導入しそっちに保存する事になると思うので、初期段階では基本なんでも良いです。

NASを導入すればRAID0やRAID10などで冗長化かつ高速化が可能です。とは言え、高速化するなら本体側もそれに対応できるようにそれなりのものを導入しないといけないですが。

ちなみに、バックアップはうまくやらないとあまりに時間がかかりすぎるとワールド間でプレイヤー情報に矛盾が生じてしまうことがあります。

とは言え、結論としては特に必須条件は無しです。

5.ネットワーク系

ネットワーク系はまず、最低、上下平均で30Mbps以上必要です。

これに関しては一般的な光回線であれば問題ありませんが、総量規制のみ注意してください。

また、セキュリティー的なリスクも存在します。これについてはこちらのサイトを確認してください。

サーバーは基本的に上り通信を多く使用します。なので上り3~5名につき1Mbps程度をと考えると良いです。

L3スイッチなど買っている人もいますが基本的には必要ありません。NICチーミング(LAG)などを組めば冗長性と速度が向上しますが一般用途では別に恩恵を受けるタイミングはありません。

10Gイーサネットも特に恩恵はありません。

6.その他環境

GPUに関しては基本必要ありません。グラフィックは求められません。CPU内蔵のもので構いません。

UPSがあると良いです。HDDの破損防止や安定稼働のためですね。

ネットワーク系で話したとおり、セキュリティーリスク回避のため、普段使い用の回線と回線を別にした方が良いかもしれません。

また、規模によってサーバーの台数やOSなどを調節してください。

大規模になってくると冷却やブレーカーを気にする必要が出てくるのでお気をつけください。

7.まとめ

今日はマイクラサーバーの構築(物理)についてでした。

良ければ関連記事もご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【Valorant・Apex】キルシーンを自動で保存する方法。(InsightsCapture)

本記事ではInsightsCaptureを用いてヴァロラントのプレイシーンを自動で録画する方法を解説していきます。

Apexの内容は含まれませんのでご注意ください(インストール手順はApexも同じとなります。)

InsightsCaptureって何ができる?

InsightsCaptureというソフトウェアについて聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。
InsightsCaptureはゲーム中のプレイを自動で録画してくれるソフトウェアです。
有名なものでいうとNVIDIAshareなどと類似します。
ですが!!今回紹介するInsightsCaptureのほうが非常に高性能となっています!!

自動録画機能

ほかのソフトウェアと比べて最も大きい違いは自動録画機能です。
キルしたシーンや試合開始ごとに録画をしてくれます。
「これいる?」かなり便利です。
もちろん手動録画も対応しています。

キルクリップの作成

キルしたシーンを自動で結合し1試合のハイライトを作成してくれます。
キル集やTwitterでの宣伝や良いシーンの共有などが行えます。
「うぇーいおれAceとったぜ!!」ができるようになります。

ビデオライブラリ

ビデオをわかりやすくソフト内で表示することができます。
Windowsエクスプローラーとは違いすごくわかりやすいです。
以下の写真のように管理がすごくしやすくなります。

ALL

これは保存されているすべてのクリップを見ることができます。

Allの動画管理画面
Favorite

お気に入り画面です。
お気に入りに登録すると後で紹介する自動消去から外されて自動で消去されなくなります。
Aceや多くキルできたマッチなどはこうして保存しておきましょう。

お気に入り動画管理画面
Delete

消した動画を確認することができます。
左上にある「Permanently delete files after」の数字を変えると日単位で消してあとの保存期間を変えることができます。

Delete動画管理画面

ダウンロード方法

次にダウンロード方法です。
以下のURLから公式サイトにアクセスしダウンロードします。

insights.gg

Insights Capture – Installer.exeがダウンロードされるのでファイルをダブルクリックで開いてください。以下の手順でダウンロードを行います。

  1. ようこそと表示されるので言語を左下で選択し次へを押します。
  2. インストール先フォルダを選択します。※動画の保存先ではありません。
  3. 下のチェック2つは上のアプリを起動する際のショートカットのみでよいです。下のほうのものはヴァロラントのRiot,ApexのEADesktop(旧Origin)のようなものです。
  4. 一番下の利用規約に同意しチェックをつけて次へを押します。
  5. これは良くわからないのでチェックせず次へを押します。
  6. インストールが始まります。
  7. 最後に起動が表示されるので起動を押して起動します。

初期セットアップ

次に初期セットアップです。
色々出ますが後からでも変更可能なため深く注意する必要はありません。
ということでやっていきましょう。

  1. SETUPをクリック
  2. PCの設定をします。真ん中でよいですがスペックによって変えてください。
    左から低スペック向け→ミドルスペック向け→ハイスペック向けです。
  3. 録画画質を設定できます。とりあえず真ん中にしておくことをお勧めします。左から最低→普通→最高です。※最高だと映像がカクつくことがあります。
  4. 次に録画時の設定です。
    CHOOSE FOLDERを押して録画先を選択します。
  5. 次にCountdown timerです。これはマッチ開始時の録画遅延です。
    右上に録画しますよ!という表示が出るのでそこでこの試合録画したくない!という場合は録画をキャンセルすることができます。デフォルトで構いません。
  6. 次にDelay recording endです。これはマッチ終了時に録画を終了する遅延です。
    マッチが終了してから何秒で録画を停止するかです。デフォルトで構いません。
  7. これで次へを押します。
  8. ここでは容量の最大設定をします。保存先フォルダの無理のない範囲で設定しましょう。デフォルトの10GBは少し少ない気がします.....。
    下のAutoDeleteは容量に限界が来ると自動削除、右のManualDeleteは容量の限界が来ても削除はせず警告が表示されます。自分で削除する必要があります。(先ほど書いた通りお気に入り登録しておけばお気に入りに追加した動画は消されなくなります。)
  9. 次へを押します。
  10. アカウントを作ってログインします。(しなくても次へを押せば使用できます。)
  11. FINISH SETUPを押してセットアップを終了します。

これでセットアップは完了です。

使い方

使い方です。
機能ごとに解説していきます。

ValorantTracker

まずマッチに入ってみて一番びっくりするものです。

これが表示されて驚くと思います。
これはValorantトラッカーというものです。
一応戦績などが見れたりしますがちょっとチーターぽいというか個人的に好きではないので非表示にしていきます。

  1. Valorant Trackerというアプリを開きます。
  2. 右上の歯車マークを押します。
  3. IN-GAME FEATURESをすべてOFFにします。

これで完了です。
ちなみについでにゲーム中に敵や味方のKDなどを表示してくれる下画像のものを表示しなくする方法もついでに解説します。

  1. 上の手順の2までをして設定を開く
  2. 下のほうにあるAuto-LaunchをOffにする。

これで完了です。

設定

設定手順です。左下のsettingsを押すと設定が可能です。

RECORDING

Valorantなどの自動録画時に使用する設定です。

Enable auto record

これは先ほどセットアップ手順5,6で解説したのですがもう一度解説します。

Enable auto record

これはマッチ開始時の録画遅延です。
右上に録画しますよ!という表示が出るのでそこでこの試合録画したくない!という場合は録画をキャンセルすることができます。デフォルトで構いません。

Enable instant replay

これはマッチ終了時に録画を終了する遅延です。
マッチが終了してから何秒で録画を停止するかです。
デフォルトで構いません。ちなみに私は20にしてリザルトを見終わるくらいまで含めています。

Enable instant replay

Hotkey

これはキャンセルした録画をもう一度することができる機能です。キャンセルしたけどAceとれた!などという場合は書いてあるショートカットキーを押して右の時間分の録画を取り戻すことができます。(そもそもキャンセルすることがないしいらないといえばいらないです。ちなみにヴァロラントの1ラウンドは1分40秒(1m40s)です。)

Resolution

これは解像度です。720pくらいが良いです。

Framerate

FPSです。1秒間に何回描写するかですが30でもよいです。60あるとよいですが録画が描くつく場合もあります。

Bitrate

ビットレートです。10000kbpsあればよいですが最低でも8000にしましょう。映像が荒くなります。

Record overlay

よくわかりませんがレコード時にどのようなオーバーレイを表示するかだと思います。

Set video recording aspect ratio to 16:9

画面を引き延ばしている方はここをオンにすると16:9で動画が出力されます。

Record game window only

ゲーム画面のみキャプチャします。ヴァロラントをプレイ中にTwitterなどを開いても映り込みません。オンにすることを推奨します。

SCREEN RECORDER

これはスクリーンレコーダーとして使う場合です。通常の録画です。

Enable countdown

何秒で録画を開始するかです。

Countdown timer(seconds)

○秒で指定可能です。

Capture mouse cursor

マウスカーソルを動画に写すかです。
Both-写す
Desktop Only-デスクトップの操作のみ
Game Only-ゲーム内の操作のみ

Recording indicator

録画インジケーターを表示するかです。
Dot-赤い点のみ
Dot and timer-赤い点と録画時間
Nindicator-表示しない

Display to capture

どのディスプレイを写すかです。

Audio

どのマイクを使用するかの設定です。

AUDIO

Capture system audio

システムの音声です。
ゲーム音などです。あなたがWindowsで使用しているデフォルトデバイスと同じでよいです。

Capture game audio only

ゲームの音のみをキャプチャーするかの設定です。
オンにするとゲーム以外の音(ディスコードの通話音声など)を録音しません。

Capturemicrophone audio

どのマイクを使用するかです。

Highlight

ハイライトに関する設定です。

HIGHLIGHT

Enable auto highlight

自動で録画するかどうかの設定です。
ゲームごとの設定が可能です。

Video Library

動画のライブラリーや保存に関する設定です。

VIDEO LIBRARY

Video folder

撮影した動画の保存先です。

Limit storage usage(GB)

動画の保存上限を設定します。

Show auto delete warning

恐らく自動削除前の警告だと思われます。

Minimum videos per page

1ページに何個動画を表示するかです。

Automatically delete files in recently deleted

動画削除から数日動画を維持するかです。

Permanently delete files after

何日後にファイルを完全削除するかです。

Video Player

動画再生に関する設定です。

VIDEO PLAYER

Seek before bookmarks

詳しくはわかりませんがブックマークに関する機能のようです。

Pause on comment

コメントのあるシーンで一時停止するかどうかです。

Pause on comment click

コメントをクリックすると一時停止するかです。

Autoplay

自動で動画を再生するかどうかです。

Volume

動画再生時の音量です。

Muted

動画をミュートするかどうかです。

Default tab

デフォルトでどのタブを開くかです。
Remember-以前開いていたタブ
Comments-コメントのタブ
Notepad-ノートのタブ
Clips-クリップ(くりぬきなど)のタブ
Collapsed-表示しない

Toggle video controls in fullscreen

フルスクリーンでビデオを表示するかの設定です。

In-game Notfications

ゲーム内の通知に関する設定です。

IN-GAME NOTIFICATIONS

When insights Capture is active

ソフトが起動している場合

Recording start

録画を開始した場合

Recording end

録画を停止した場合

When instant replay is active

インスタントリプレイを有効にした場合

When instant replay is saved

インスタントリプレイを完了した場合

Uploads

動画をアップロードするかどうかの設定です。

UPLOADS

Automatically upload recordings

自動的に録画をアップロードするかの設定です。右側の場所を選択で選択可能です。

Pause upload when in game

ゲーム中にアップロードを停止するかの設定です。

Native Uploader

よくわかりませんが自動アップロード(?)の設定だと思われます。

Default video publicity

team Accsess-チームメンバーのみ

Public-全員

Default Clip publicity

team Accsess-チームメンバーのみ

Public-全員

Include comments by default

デフォルトでコメントを含めるかの設定です。

Include game events by default

デフォルトでゲーム イベントを含めるかの設定です。

App

ゲームオーバーレイやプレイ中の挙動設定です。

APP

Show the in-game overlay

ゲーム内にオーバーレイを表示するかの設定です。

Open after exiting a game

ゲームを終了した後に開くかどうかの設定です。

Close to system tray

システムトレイに閉じるかどうかの設定です。

Minimize when game is running

システムトレイに最小化するかの設定です。

Hide overwolf game overlay status

overwolf(このソフトと同時にインストールされるソフト)のオーバーレイスターテスを隠すかどうかです。

ショートカットキー

ショートカットキーを利用することでキーのみで操作を簡略化できます。
そのショートカットキーを変更もしくは確認することができます。

VideoReplay

動画再生と録画に関するキーの設定です。

In-Game Overlay

ゲームプレイ中に実行できるショートカットキーの設定です。

Comment Label

コメントに関するショートカットキーの設定です。

ゲームごとの設定

ゲームごとに設定が可能です。
私の場合はValorantとApexが表示されますがインストールされているゲームによって変動すると思います。

最後に

今回の記事は5700文字(現在で)を超える長い記事になりましたがどなたかの参考になれば幸いです!!

※当記事の内容には一部憶測を含むことがあります。
※当記事の内容は下書き時点の2023年4月24日時点の情報になっており最新バージョンとは相違がある可能性があります。

【マイクラサーバーは儲かる?】マイクラサーバーは「儲けれる」のか。

 

今回はマイクラサーバーはお金になるの?儲かるの?というわけで解説していきます。
※実は今回も真面目な記事にしかないで有名目次があります。

初めに

こればかりは最初に言えるので言っておくと結論、儲かりません。
まあ理由は後々書いていくのですがいろいろと出費と収益、儲け方を考えるとなかなか儲かりません。

儲かるとは

まずは必要な出費です。
儲かる儲からないは個人的にはお金がプラスになるかマイナスになるかだと思います。
例えば実際にある話をすると
100円のものに自社のロゴをプリントして200円で別サイトで売ったとします。
それが200円で10個売れると元は100円×10=1000円で1000円使って商売をしています。
ここで1000円の損です。
そして売れた個数200円×10=2000円で2000円入ってきます。
これで2000円もらえましたが実際最初に使用した1000円を引くと増えたのは1000円のみです。このように1000円が増えた場合は儲けが出ていると僕は考えます。
一方、商品1つにつき梱包材と送料で200円かかるとしましょう。
すると200円×10=2000円で2000円さらに減ります。
これを最初に使用した1000円と足して使用したのが3000円になります。
すると3000円使って2000円を手に入れたわけですから損したということになります。
わかりやすく言うと1000円のお札2枚を3000円で買ったようなものになります。
これはあくまで例ですが実際マインクラフトサーバーは出費と収入を比べると差額は0に近いと思います。

必要な出費

必要な出費についてです。マインクラフトサーバーは以下のようなものが最初にかかります。

軽く考えてもこれだけが必要になります。
しかしこれは初期費用ですので一度払えば基本的にはもう必要とはなりません。
ざっと人や規模によって左右されますが100人くらいの同時接続サーバーの場合10万~20万円くらいです。(良いものを求め続けると青天井です。)

ではこれだけ出して終わりなのかというとそういうわけではありません。
次に月に定額かかるお金です。

  • 回線代
  • 電気代
  • パーツ増設&交換代
  • DDoS対策のプロキシサーバー(場合による)

上の三つは必須でしょう。
DDoS攻撃対策のプロキシサーバーに関しては攻撃を受けるまでは必要はないです。
ですが大規模なサーバーになればなるほど必要性は高くなっていくと思います。
値段ですが回線代が月5000円くらい、電気代が月5000円くらい、パーツ交換などが月換算で5000円くらいです。
パーツ交換はサーバーもpc同様ハードディスクなどが壊れることがあるのでそれの交換代です。基本的に数か月に一回何かを変えますが一つが高かったりするので付きで割っての換算です。
これだけで月1.5万円です。
DDoSに関しては場合によるので一概には言えませんが1万円近く必要になるでしょう。
この時点で2万円かかります。
出費は規模が大きくなると比例して増えると思いますが今回の想定ではこの程度です。

回収可能な収益

では初期費用15万円と月1.5万円を回収しなくては赤字続きになります。
どうしましょうか!!
マインクラフトサーバーで儲ける方法はいろいろありますが以下のようなものか多いです。

  • ゲーム内アイテムの販売
  • アクセス権の販売
  • サーバー独自のコミュニティーへの招待
  • サーバー独自のコンテンツの販売
  • サーバー公式サイトなどの広告
  • 寄付

はい。このような形です。
ですが皆さんが思いつくような「課金したら攻撃力アップの最強ソード!!」なんてことをするとマインクラフト、いやマイクロソフトに消されてしまいます。これに関して後述するEulaの存在を読んでほしいのですがひとまず最強ソードはできません。
ただし、攻撃力を上げるのではなくテクスチャを変える(かっこよくなる)などはいけるようです。ヴァロラントやApexなどのFPSゲームもゲームプレイヤーの戦闘力を平等にするためにしていますよね。つまりお金をかければかけるほど勝てるというシステムは使えないということです。つまり「課金したらこのかっこいいゴールデンソード!!」などは行けるということです。

アクセス権の販売

EarthMCや2B2Tなどが行っているのを見たことがある人も多いと思います。サーバー支援するとサーバーに優先してアクセスされるあれですね。USJでいうところのエクスプレスパスみたいなやつです。

コミュニティーへの招待とコンテンツの販売、サイトの広告

少し似ているので一気に解説します。
マインクラフトサーバー自体では儲けが出せないのでサーバーの様子を紹介するYoutubeチャンネルを作って広告をつけたりサーバー公式ページを作って広告をつけたり、マインクラフトサーバー自体ではなくそれを巻き込んだコミュニティーで儲ける方法です。もっとも無難な方法なきがしますね。
YoutubeだとうんちゃまさんやゼロさんのようにYoutubeでサーバー資金を調達する方も実際にいます。

寄付

もっとも単純かつ最初に思いつくであろう寄付です。
これは利用者の善意によるものなのであまり大きな額は期待はできません。
どちらかといえば自分のサービスにお金を払ってくれる人がいる!!というモチベーションになります。先ほど書いたコミュニティーへの参加を寄付のお礼などにすればよいかもしれません。

ポイント

資金に困った!どうしよう。というときは以下のことを意識しましょう。

  • 定期的に収益が得られるようにする
  • 1つの収入源に依存しない

あまり多くのことは私も経験がないので言えませんが定期的な支払い、いわゆるサブスクリプション型にするべきだと思います。Youtubeでいうとスーパーチャットではなくメンバーシップにするということです。
月ごとに安定して収入が入りますので個別のものよりも....という感じになります。
例えば一気に3000円を受け取るよりも300円/月を10名からもらうと月3000円になります。これが10か月続けば3万円になりますしこちらのほうが安定的です。
次に1つの収入源に依存しないことです。
1つの収入源に依存するとその収入がなくなったとき、サービスを継続することが困難になります。
仮にその人に「このサービスこうしてくれない?」といわれると資金援助を理由にサービス変更を断りずらくなってしまいます。こうなると何のために運営しているのかわかりませんしその人個人にサーバーを貸したほうが儲かります。

なぜお金にならないのか

では肝心のなぜお金にならないのかについてです。
これはEulaというものがかかわってきます。日本語だとソフトウェア利用許諾契約というようです。
マインクラフトサーバーに使用ソフトウェアにも例外なくEulaがついて回るわけです。
マインクラフトサーバーEulaの前文については以下のURLを見てください。

www.minecraft.net

www.minecraft.net

いろいろ長いので大事な部分だけ要約すると
「課金によってプレイヤーの戦闘力などを個別に強くしてはいけません」
ということになります。はい。
ようするに最強攻撃力アップソードが使えないということですね。
これが最も儲けづらい原因ですね。というかこれ以外ないです。
そしてマイナス分の維持費があるので収益をプラスにするのは難しいということです。

最後に

儲けるのは難しいということです。
ですがサーバー運営を私含め多くの人が収支マイナスになろうと続ける理由はやりがいと利用者の声にあるんじゃないかなと思います。
海岸清掃ボランティアやゴミ拾いをするようにサーバー運営は苦労はあります。
ですがそれ以上にきれいになった海岸を見たり、おばあちゃんから感謝されたり、サーバーでいうと利用者が楽しそうに遊んでいる姿を見ると運営を続けようというモチベーションにつながるんじゃないかなと思います。
要するにモチベーション大事ってことですね。

【自鯖始めるなら必須!】マイクラサーバーの基礎知識

こんにちは。えむえすです。今回は珍しく人のために立ちそうな記事を書きます。(長くなりそうなので目次付き)
ちなみに基本的な知識ですが少し情報に過不足ある時がありますがそこは温かい目で見てください。
マインクラフトサーバーをお家に置きたい!!マインクラフトサーバーと添い寝したい!!という方はこちらの記事を少し見てみてください。

ネットワーク系

サーバーを運営する上で大事なもの、それはサーバーとネットワークと電気です。
まずは基本の「き」ネットワーク系から始めていきます。
ぶっちゃけ書いてから思いましたがネットワーク編などと記事を分けてもよかったかもしれないですね。

IPアドレスとは

IPアドレスとはインターネットで通信する上での住所です。
ネットワーク上のすべてのルーターに割り当てられます。(厳密にはちょっと違うけど今はこの認識でもok)
IPアドレスは先ほど言ったように住所ですからサーバーからPCへ通信する際に用いられます。
これがないとどこにデータを届けるのかわかりませんからね。
皆さんは手紙を書いたことがあると思います。住所を書いて、名前を書いて内容を書いて。手紙を書くと思いますがこれが通信だと住所=IPアドレス、名前=ローカルIPアドレス(家族のだれに届けるか)、内容=通信内容という形になります。
これを覚えておくと少しIPについての理解がしやすいかもしれません。
ちなみにIPアドレスにもネットワーク部とホスト部という難しい話がありますがここでは必要ないので解説しません。(詳しくはこちらなどをお読みください。)

1.ローカルIPアドレスとは

ローカルIPアドレスとはLan内(あなたと同じWi-Fi内)の端末を識別するためのIPアドレスです。プライベートIPアドレスとも呼ばれます。
これは各回線ごとに割り当てられ主に192.168.1.1などといったものです。
家に届いた手紙を家族の母親、父親、息子、娘に届けるための名前のようなものです。
例えばあなたのスマホが1だとしたらあなたのゲーム機は2です。Lan内で重複することがないよう割りあてられています。

2.上り通信と下り通信

上り通信と下り通信ですが単純にpcから送ってサーバーが受け取る通信が上り通信、サーバーから送られてpcが受け取る通信が下り通信です。
一般に使用される通信は下りのみです。
Youtubeの動画を見るのはサーバーに保管された動画データをサーバーからpcに送ってみていることになります。下り通信です。
上りはサーバーくらいしか大きくは使いません。
例えば画面共有やビデオ通話、ライブ配信などはサーバー側へ送りますが.....一般人はなかなかしないですよね。
しかし、サーバーはデータを送る必要があります。そのため上り通信をしまくります。
実は上り通信には上限が設けられている回線が多いです。
そのため少し注意が必要です。詳しくは説明しませんし大体の場合は大丈夫ですが心配な場合は「回線 総量規制」などで検索してみてください。

3.IPアドレスを公開することの危険性について

IPアドレスを外部に公開することは危険だという話を聞いたことがないですか?
IPアドレスを公開すると攻撃がっ!!!」などという話です。
結論から言うと危険です。
例えばDDoSなどです。Apexなどをやっているとよく聞くのではないでしょうか。
複数のウイルスに感染したpcなどを使ってサーバーに対しパケットを送り付けまくり落とすやつですね。
先ほどの手紙の話でいうと郵便として複数人で手紙を大量に家に送り付けるものです。
純粋にポストに入りきらなくなり新しい手紙を受け取ることができなくなりポストがダウン.....サーバーが落ちてしまうということです。
ちなみに純粋にネットワーク帯域(ポストのサイズ)が足りておらず年末の年賀状などのいわばゴールデンタイム(サーバーでいうと夏休みとか)は処理しきれずに手紙があふれる(サーバーがフリーズ)することがあります。
この手紙をパケットというのですがこれを意図的に送り付ける攻撃がDoS攻撃、複数端末を利用する攻撃がDDoSです。
ぶっちゃけ受けることはありませんが一般公開する以上リスクは高いです。
攻撃者は身元がばれないように自分のIPアドレス(住所)を偽造(手紙でいうと適当な場所を書く)することがあります。これに用いられるのがVPNです。つまり正確な身元ではないということですね。
つまりVPNを用いた接続を遮断したり下で話すポートを閉じたりということをすれば攻撃は少しマシになったりならなかったり。これは難しい話なのでここでは書ききれません.....

ポート番号とは

サーバー系にあまり触れ事がない人はここから始まるでしょう。
ということで知っておいて損もないので一応解説します。
まずネットワーク上を通過するデータはコンピューター内で使用されるたくさんあるソフトウェア(ウェブやゲームなど)に正しくデータを届けるためソフトウェアごとにポート番号というものを用いてそれぞれのソフトウェアを識別します。
例えばApexが1番、マイクラが2番だったとしましょう。するとApexのデータは1番、マインクラフトのためのデータは2番通路を通ります。こうすることでデータを正しく届けています。(実際はもっと番号は複雑です。)

1.ポートの種類

ポートには先ほど例に出した通り1番や2番が存在します。
これはすべて覚える必要はないですがある程度の知識があると便利です。
・ウェルノウンポート番号
これは0番~1023番までのポートです。
このポートはIANA(Internet Assigned Number Authority)が管理しています。
IANAってなにって話ですがまあ国土交通省的な感じだと思ってもらえればわかりやすいです。
・登録済みポート番号
レジスタードポート番号ともいわれます。
1024番~49151番までのポートです。
ウェルノウンポート番号同様IANAが管理しますが登録されていないものも多く競合することもあります。
・動的、私的ポート
49152番~65535番までのポートです。
IANAによる割り当てがされていないポートです。

ちなみによく使われるサービスのポートは以下の通りです。
・20-FTP(データ転送)、21-FTP(コントロール)
・22-SSH
・23-Telnet
・25S-MTP
・53-DNS
・80-HTTP
・110-POP3
・334-(なんでや阪神関係ないやろ....ゲフンゲフン.........)
・443-HTTPS
22のSSHや80,443系のものもマイクラサーバーでは利用することがあります。

2.ポート開放とは

先ほど話したポートですがこれは開閉する必要があります。
デフォルトではマインクラフトサーバーで必要な19132(BE版)や25565(JE版)、公式サイトなどを制作する場合は443(HTTPS)まで公開する必要があります。
ポートごとに上り通信、下り通信、両方向という三項目がありサーバーは両方向にする必要があります。
ちなみにポート開放とは別でファイヤーウォールというものも通す必要があります。
これはubuntuWindowsなどOSによって違うので割愛しますがポート開放だけしたからと言ってサーバーに接続できるようになるわけではありません。

3.なぜポートを開き続ける危険性について

では、ポートを理解したときになぜ開放する必要があるのかという疑問が生まれると思います。
実際通信を行うのに必要であれば最初から開けておくべきですよね。
ですがそうするとインターネット上特有の危険性があるんです。
びっくりするかもしれませんがFTPで使用される20番と21番が開いていた場合パスワードなどもありますがシステムに侵入するのは容易になります。
多くのポートを開放したままにする状況はシステムへの侵入経路を増やすことになってしまいます。
もしあなたが一つの部屋を借りて侵入者に備えるとしてドアが20個の部屋と1個の部屋どちらかを選ぶとなると1個の部屋のほうが守りやすいですよね。
という具合に適切なポート以外を閉じる必要があるんですね。

サーバー本体系

サーバー本体についてです。
人によっては自分のpcで代用する方もいそうですね。
ここではサーバーのOSなどについて解説します。

サーバースペック

サーバー本体の必要なスペックは参加者数とそれぞれのmodなどによって大きく左右されます。

1.メモリー

イクラサーバーは究極にメモリーを大量に必要とします。
エリトラでマップを急激にロードしたりするとメモリーはありえないくらい大量に使われ始めます。
あ、そういえばHDDやSSDとメモリーは別です。
必要なメモリー量はModやエリトラの有無などによって大きく左右されますが基本的に5プレイヤーごとに3GBくらいな気がしています。
とはいえ内容によって大きく左右されるので参加予定人数×3GB+5GBくらいは必要な気がします。

2.CPU

ぶっちゃけさほど気になりません。
6コアくらいのものを選べばよいです。
マインクラフトサーバーは基本的に多コア高クロックなものを選ぶべきなのでXeonなどはそういう面では適さないかもしれません。
レンタルサーバーなどであればそれ相応のものがセットなので気にする必要はないでしょう。

3.HDD/SSD

HDDとSSDです。
データを保存するものですね。これに関してはとりあえず大きいものを、そして2台以上をお勧めします。
まずマインクラフトサーバーは絶対バックアップが必要になるのでゲームファイル用とバックアップ用を分けると便利です。
大きめのサーバーだとRAIDと呼ばれるものを組みますが一般サーバーではバックアップ用とゲームファイル用でよいでしょう。バックアップは1日3回、30日保持したとすると90GBになります。毎時間バックアップが望ましいですしゲームデータは案外5GBくらいまで大きくなるので1TB程度ではすこし足りないかもしれません。
ちなみにSSDについてですがマインクラフトサーバーは特にバックアップ以外は高速でデータを出し入れする必要性はないので大丈夫です。お金に相当余裕があればという感じですね。

4.GPU

ゴミです。まずサーバーというものにグラフィックは必要ありません。
IntelCoreIのF付モデルだったりXeonのE5だった気がしますがそれにはCPU内臓グラフィックがなかったりします。なので別途Quadroなどと呼ばれる信じられなく高いものを使用しますがマインクラフトサーバーには絶対に必要ありません。頭のねじが5兆本外れてもつけないようにしましょう。電気代の無駄です。
せめてファンレスの安いものにしましょう。5千円あれば買えます。

サーバーソフトウェア

サーバーソフトウェアを起動する方法は複数あります。
また、プラグインもたくさんあります。どれを使用すればよいのでしょうか。

1.OS

OSはWindowsでもubuntuでも構いません。大規模になるとubuntuを推奨します。
Windowsの場合ライセンス的な問題があると思います。(確か)
ですので無料のubuntuをお勧めします。
ちなみにubuntuの操作、案外簡単です。

2.サーバーソフトウェア

サーバーを動かすためのファイルが必要です。
勿論公式から配布されているものを利用してもよいですが公式のものだとプラグインが入らないなど問題が多いです。
JavaだとSpigotやPaper、BEだとPMMPなどを使用するようにしたほうが良いです。
ちなみに個人的にはPaperを推します。
アップデートは遅いですがビルドが簡単です。
Spigotは著作権上の問題でファイルを生成するのがとっても難しいです。

3.プラグイン

サーバーの運営方針にもよりますが荒らし対策、自動バックアップ、自動再起動などは必須です。
これに関しては検索すればたくさん出てくるし数が多すぎて書ききれないので特段何が良いと書いたりはしませんが上記の三つを行えるプラグインがあれば安心です。
ちなみにJEサーバーにBEが参加できるようになるGeyserMCは荒らし対策系の誤検知が多いので注意が必要です。

4.周辺機器系

周辺機器系?!という気持ちになるかもしれませんが停電発生時に自動でサーバーを終了しデータを保護してくれるUPSなどのシステムがこれにあたります。
UPSスイッチングハブルーターなどの制御ソフトをダウンロードし適切な設定を行っておくようにしましょう。

最後に

長くなりましたがマインクラフトサーバーの運営が増えてくれると嬉しいなーと思います!!
個人的にはサーバーと添い寝することをお勧めしたいですが少し難しそうですよね.....

更新情報

情報が古くならないように定期的に更新していきます。
以下更新履歴

2023年4月7日記事を投稿

【Java版マイクラサーバー】バックアップを自動で行うプラグイン

こんにちはえむえすです。

以前ブログでプラグインを入れた話をしたのですがその際のWorld Server Backupの使い方と注意点を解説していきます。

プラグインのDL

プラグインのDLはこちらから行えます。
サイトにアクセスするとDownloadと書かれたボタンが二つあるのでそこを自分のサーバーにあったほうを押してServerBackup.jarをDLします。
これでDLは完了です。

使い方

使い方はpluginsというフォルダーにServerBackup.jar入れてサーバーを再起動(コンソールで reload と入力し実行)し生成されるファイルを開きます。
※ここでpluginsファイルがない場合はspigotなどのプラグインサーバーでない可能性があります。spigotサーバーをDLしてみてください。(詳しくはspigot 使い方 で検索してみてください、)
設定については再起動後のServerBackupフォルダの中にあるconfig.ymlをメモ帳で開きます。
そして上から順に


Dropbox:false→ドロップボックス(クラウドストレージ)にバックアップするかの設定です。
AutomaticBackups:True→自動でバックアップを行うかの設定です。
BackupTimer→必要のない曜日を消すとその日はバックアップを実行しなくなります。
[重要]Times→時間を指定できます。一日二回行う場合は改行して時間を同じようにもう一つ書くと実行できます。(※デバイスの時間に従って行われます。)
[重要]BackupWorlds:→ワールド名に合わせて変更する必要があります。
複数ワールドをバックアップする場合はファイル名を記載してください。
例えばワールド名がaiueoだと設定は
- aiueo
- aiueo_nether
- aiueo_the_end
となります。エンドはセーブいらない!などという場合はthe_endの場所は消しても構いません。
Blacklist→恐らくconfigファイルなどの保存場所?だと思われます。
[重要]DeleteOldBackup→自動で古いバックアップを消去する機能です。単位は日ですが表記は必要ありません。デフォルトだと7なので7日です。
BackupLimiter→わかりません......ですが0(初期値)で問題なく動作しています。
KeepUniqueBackup→不明です......ですが初期値で動作します。
UpdateAvailableMessage→恐らくBackup実行通知を表示するかどうかの設定です。
AutomaticUpdates→自動でプラグインをアップデートするかの設定です。
BackupDestinatin→バックアップ先のファイルを設定します。デフォルトではBackupフォルダに保存されます。
FtpNasなどにバックアップを保存する際の設定です。
DynamicBackup→ベータ機能です。特定の場面でバックアップを実行する分容量は減りますが操作が複雑になります。falseのほうがよいでしょう。
SendLogMessages→ワールド内にログメッセージを送信するかの設定です。

以上で設定は完了です。
※大事なところには[重要]を書いています。

バックアップされなくなったら

バックアップが実行されない場合はプラグインを再インストールしたりfalseやtrueのスペルを間違えていないか、曜日を消していないか、ワールド名が一致しているかを確認してください。
ちなみに私はワールド名を書き換え忘れたことによりバックアップが一時期取られていませんでした........気を付けましょう!

 

ということでWorld Server Backupの解説は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
何か不明な点などがあればコメントをお願いします。

 
 

 

 

自宅サーバーを公開する危険性。攻撃の種類と対策、法律と犯罪としての難しさ。

こんにちは。えむえすです。
前回、

【自鯖始めるなら必須!】マイクラサーバーの基礎知識 - mesninfの日記

という記事を書いたのですがその際IPを外部に公開することについての危険性に少しふれました。
しかし!!すごく難しいことなので初心者向けの記事に書く内容でもなく書ききれる内容でもなかったのでもう一つ記事に書くことにしました。(今回も長くなりそうなので目次付きです。)

基本

まずここでいうIPアドレス(IPと省略)はグローバルIPアドレスのことを言います。(グローバルIPアドレスは参加時に必要となるIPなので公開することになります。)
一番外側、世界に一つしかないIPのあれです。
ではIPを教えることの危険性について理解していきましょう。

IPを公開するとはどういうことなのか

「IPを公開するってどういうことなの!!」という疑問に答えていきます。
まず前回も触れたとおりグローバルIPアドレスは上でいうところの住所です。
ネットワーク上で住所を公開するということはそこに何かを送り付けたりそこに入り込むことが技術的に可能になってしまいます。

IPを公開する危険性

皆さんはTwitterで住所ばれした結果....などというツイートを見たことがないでしょうか。
例えば人気Youtuberの「はじめしゃちょーさん」などは家の前に人が来て出待ちされたりなどということが起こっています。
その他にもピザを送り付けられたり家の鍵穴をアロンアルファでふさがれたりということが起こっています。
では、ネットワーク上で送り付けられたりということが起こるとどうなるのか。
回線の帯域と呼ばれるものが使い切られてしまいサービスを停止せざるを得なくなったりデータを勝手に取られたりします。これが次に紹介するネットワーク攻撃です。

攻撃

ネットワークに対してのピザ送り付けを攻撃といいます。
攻撃にもいろいろな種類があります。

DoS攻撃

DoS攻撃は最も典型的なサイバー攻撃です。
単純にパケットを送り付けまくることによるサーバー処理の落ち、回線落ちを狙うものです。
身近なものでいえばネットを見ていると一度は耳にしたことがあるであろう「田代砲」だったりF5連打もこれに当たります。

DDoS攻撃

DDoSはDoSを一斉に複数端末で行うものです。
一部ではウイルスなどに感染したPCを利用して行われたりという感じです。
先ほどの田代砲の話でいうと2ch民が全員リモートデスクトップ(遠隔操作)接続し一斉に田代砲を打つとDDoSになります。

EDoS攻撃

DDoS,DoSの目的がサーバー負荷やデータ漏洩などではなく従量課金制システムに対する金銭的なものである場合の攻撃です。
いろいろDDoS対策だったりなんだったりで従量課金制(使えば使うほどお金かかるやつ)は多いので接続され過ぎて払えねえ!!みたいなことは起こりえるのかもしれません。

ゼロデイ攻撃

プログラム内の脆弱性(侵入できる穴)を突いてシステム内に攻撃者が侵入する攻撃です。
例えばたまにニュースで見かける「○○社の利用者データ○○人漏洩か」みたいなあれです。
あれはMicrosoftサーバーでも起こりえます。
しかし大体の人が「マインクラフトサーバーって....別に大事なデータなくない?」と思うことでしょう。確かに通常のマップデータであれば問題ありません。
しかし、問題あるのはプラグインやコンソールログです。
例えばプラグインにはディスコードSRVなどといったディスコードと連携できるものがあります。その中でBOTトークンというパスワード的なものが必要になりますがこれをプラグインの設定ファイル内に書き込む必要があります。結果としてトークンがばれてしまうとディスコードサーバーに対する攻撃が容易になってしまいます。
また、それのみであればマインクラフトサーバーコミュニティー内の一部被害で収まりますがサーバーコンソールには接続者のIPアドレスなど貴重な情報が多くあります。
これら情報が流出すると利用者からの信頼度の低下などだけでなく法的な側面でもかなりグレーとなってしまいます。(運営側も管理体制を整えておかなければ罰せられることがあります。)
現にJava脆弱性Log4jの時のように致命的な問題が発生することはプログラムの性質上仕方ないこととも言えます。そのようなことを防ぐためにも日ごろから最新の情報を見続けるのは大事なのかもしれません。

ランサムウェア

ランサムウェアは所謂「ウイルスソフト」の一種です。
ファイルを暗号化し解除する代わりに金銭を要求します。
一時期WannaCry(あの赤い画面のやつ)がはやりましたよね。
メールやソフトウェアから添付ファイルなどに付属し一度感染するとLan内の端末すべてに飛び火します。
とはいえ私的には相当ネットに慣れてない人でないとかからないのではないかな....と思います。怪しいメールなどには触れないことが一番です。そもそもサーバー(管理端末を含め)ではDLなどを行わず自分用のpcでプラグインなどをDLし事前にpcで動作を確認したうえでUSBメモリなどに入れてサーバーに実装したほうがメンテナンスの時間も少なくなりますよね。
相当おかしなことをしない限りは感染しませんしLinuxなどでメールを使うなどちょっと変わっている方でない限りは心配する必要はないです。
あ、自分のpcで....という場合は注意してください。

法律

危険性危険性と言い続けましたがそんな危険性から守ってくれる法律も当然存在します。(専門家ではないので少し間違えてるかもしれません)

発信者情報開示請求

まず、これが大事になります。
先ほど話したIPアドレスですが当然1つしかありませんのでIPについて調べれば誰かが分かってしまうわけです。(一般人が特定するのは難しいですが。)
裁判所を通して発信者情報開示請求と提供命令の申し立てを行うとサーバー側などがあーだこーだしIP→IPの利用者情報を認められれば提供します。
つまりたまに匿名掲示板だけど犯罪行為したら捕まるぜっていうのは匿名(IPは匿名じゃない)からなんですね。一般的には匿名ですが適切な手順を踏めば犯罪行為を取り締まることができます。

サイバーセキュリティ基本法

2015年から施行されている法律です。
大体○○防止!や○○推進!といったことをする法律です。直接的には関係ない....(?)と思います。

電子計算機損壊等業務妨害

長いです。長い長い。
まず、いや電子計算機て。と思うかもしれませんが一応pcやスマホを際しているので関係あります。なにも電卓を取り締まっているわけではありません。
これはDDoS攻撃(DoS攻撃)を行いサービスを妨害した際に適応されます。
要するにDDoSを取り締まる法律です。

不正アクセス禁止法

これは勝手に他人のアカウントに侵入したらだめだよっていう法律です。
当然自分から教えるのは論外としても総当たり攻撃などをしてアカウントに侵入しようとする人は少なからず存在します。
例えばPayPayなどに侵入できれば現実の通貨を得るに等しい価値を手に入れれますしYoutubeアカウントなども一時期話題になったように売買でそれなりの金額を入手できますしネット上のものがそこまで来ているということでしょう。

プロバイダー責任法

最後に紹介するのがプロバイダー責任法です。
これはSNSの運営側に誹謗中傷などに対して適切な措置を講じるように求める法律です。
マインクラフトサーバー内でもチャットや看板が存在する以上、一定数のルールやマナーを制定しておく必要があります。
某論破系の方が損害賠償30億円くらい(?)を踏み倒したという話がありますがこれもプロバイダー責任法によるもので2ch内の書き込みを消去しなかったためだそうです。
つまり法律はサーバー側のみの見方ではなく利用者側の見方でもあり私たちサーバー運営者はいくら無償であれ一定以上のサービスを提供する必要があるということです。

対策

では、「攻撃をされっぱなしなのか」と言うと、そういうわけでもなくて、それぞれの攻撃に対して、有効な対策をとればある程度の被害軽減はできます。

ロキシーサーバー

DDoS/Dosについてはロキシーサーバーを設置することである程度の対策が可能です。
WebサイトではCDNというものがあり、CDNもプロキシーサーバーの一種です。
CDNは決してWebサイトに限ったものではないですがWebサイトでの使用が最も適しています。クラウドフレアのCDNには無料枠などもあります。

ファイヤーウォール

ファイヤーウォールを用いることでポートへのアクセスを制限し攻撃者の侵入経路を減らすことができます。
簡単な対策なのでもししていない場合はしておくことをお勧めします。
基本的にサービスに関係のないポートはすべて閉じるということを徹底しましょう。

定期的なアップデート

OSやソフトウェアから配信されるアップデートは相性問題が発生する場合以外は基本、即アップデートを行うようにしてください。
様々な問題でダウングレードをすることもあるかもしれませんが、その場合はセキュリティーホールのあるシステムをどこかの段階でカバーする必要があります。先に挙げたファイアーウォールなどもそうですが例えばA通路のA-2の部屋の玄関の鍵が壊れていて侵入が容易なのであればA通路全体を封鎖する=ファイヤーウォールで閉じるなどなど、とにかく上層のセキュリティーを変更したりカバーをするようにしてください。

犯罪としての処理の難しさ

ネットワークを介した犯罪はいくつかの要因により逮捕まで辿り着かないことが多いです。
例えば
匿名性が高い→攻撃者を特定しずらい
証拠が残りずらい→適切な容疑での処理が難しい
などなど色々と難しいです。
例えばTorやプロキシーを介しての操作など発信者を特定できなくする方法は多くあります。
先に挙げた通り不正アクセス禁止法、電子計算機損壊等業務妨害罪など法律が存在するのは確かです。ですが、実際攻撃を受けた際に警察が逮捕までしてくれるのか、損害賠償などの請求が可能かと言われると犯人すら特定できない場合が多いです。
(語弊がないように言っておきますが警察の怠慢などではなくそもそも技術的に難しいという話です。)

過去の攻撃の実例

実際に企業レベルの資金力をもってしても情報流出などは起こっています。
とはいえ個人が持つデータの価値よりも企業が持つデータの価値は高いものが多いですから同レベルの攻撃を受けるとも言い切れませんが以下のような実例があります。

エディオン:不正アクセスにより7万件の保管されていた情報が削除され、流出した可能性もあると発表されました。

森永製菓株式会社:森永ダイレクトストアへの不正アクセスにより、約164万件の顧客情報が流出した可能性があることが発表されました。

全日本空輸株式会社:ANAマイレージクラブの会員情報およそ100万件がサイバー攻撃により流出したと発表されました。

これらの情報はごく一部で犯人逮捕に至っていないものも多いですし攻撃対象がこうした企業ではなく個人となっているものもあります。

まとめ

自宅サーバーは多くのリスクを含みます。

とは言え、スキルアップの手段として、やはり実機を触るに越したことはないですし紹介したリスクに対する対処も勉強の一つとなります。

ですが、流出やDDoSを受けた際のリスクについてしっかりと理解し、対策をしておくということはサービスの継続という意味でも自らの身を守るという意味でも必要だと思います。

しっかりと自分の知識に合ったサービスを展開していく必要があると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

良ければ他関連記事もご確認ください!

参考サイト

攻撃に関する危険性や手段など
ゼロデイ攻撃についてわかりやすく解説|手口から被害事例・対策まで|サービス|法人のお客さま|NTT東日本 (ntt-east.co.jp)
サイバー攻撃とは?その種類・事例・対策を把握しよう|サイバーセキュリティ.com (cybersecurity-jp.com)
ゼロデイ攻撃とは?事例や対策方法を解説 - カゴヤのサーバー研究室 (kagoya.jp)
F5アタックとは?F5攻撃・連打は犯罪?その対策方法など解説|サイバーセキュリティ.com (cybersecurity-jp.com)
DoS攻撃 - Wikipedia
ランサムウェアとは?意味・定義 | ITトレンド用語 | NTTコミュニケーションズ
法律に関する処罰など
サイバーセキュリティ基本法|情報セキュリティ関連の法律・ガイドライン|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト (soumu.go.jp)
サイバーセキュリティ基本法 | e-Gov法令検索
「サイバーセキュリティ基本法」とは?背景や内容を分かりやすく解説 | お役立ちブログ | 情報セキュリティ対策に関するお役立ち情報 | 企業の情報セキュリティ対策・ITシステム運用のJBS JBサービス株式会社 JBサービス株式会社 (jbsvc.co.jp)
DoSは犯罪か?電子計算機損壊等業務妨害罪について弁護士が解説 | モノリス法律事務所 (monolith-law.jp)
令和4年10月1日開始の「発信者情報開示命令事件」を解説 投稿者特定が迅速化される | モノリス法律事務所 (monolith-law.jp)
DoSは犯罪か?電子計算機損壊等業務妨害罪について弁護士が解説 | モノリス法律事務所 (monolith-law.jp)
他のシステムへの攻撃の踏み台に|不正アクセスとは?|どんな危険があるの?|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト (soumu.go.jp)
不正アクセス行為の禁止等に関する法律|情報セキュリティ関連の法律・ガイドライン|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト (soumu.go.jp)
不正アクセス行為の禁止等に関する法律 | e-Gov法令検索
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