マインクラフトサーバーでの不正行為の報告を受けてからの対処行動

マインクラフトサーバーでの不正行為の報告を受けてからの対処行動

不正行為の報告

不正行為の報告を受け取る方法はいくつかあります。
例えばメールやGoogleフォーム、DiscordやLineなどが挙げられます。
コミュニティーサーバーであればDiscordを用いて、大規模なフリーサーバーであればGoogleフォームをお勧めします。
Discordは無料で簡単にサーバーを作れるというメリットがあります。
一方で運営のアカウントを共有するのは難しいですし個々が受け取ったものを共有する過程で信憑性が失われる可能性もあります。
ですので規模に応じてGoogleフォームを使用してみてください。
Googleフォームは多くの人と原文のまま情報を共有でき正確な記録として残ります。

不正行為の研究

不正行為の報告を受けたら適切な研究を行い結果を定めます。
例えば、不正ツールで跳躍力を上昇させていたプレイヤーがいたとします。
この場合、使用の報告を受けた場所から該当プレイヤーがどのように行動したのかを特定します。
CoreProtectを使用し例えば3時間前に受け取った報告を調査するのであれば

/co l u:該当プレイヤー t:1 r:30

を実行します。
例えば地点Aでブロックを置いたのちに壁を不正な方法で超えて地点Bでブロックを置いたというログのみがあれば、ブロック破壊や設置をせずに壁を越えたことになります。
その場合、最も近い道を通ったと試算してマイクラダッシュ速度である5.6121m/sを超えた速度で移動しないと到着できない時間差しかないのであれば不正行為があった可能性が生まれます。
可能性が生まれた場合、これ以上の根拠が必要なければその時点で後記する処罰を行ってしまってもよいです。
ですが、これのみでは根拠に弱い場合はいくつかの調査を行います。
例えば先ほどの/co lを使い、プレイヤーの行動をとことん追跡するのもよいです。
不正ツールを用いるユーザーであれば基本的にすぐにぼろが出てきます。
また、ログを遡ることも有効です。
ログにはプレイヤーの死亡ログや実績解除ログ、コマンドの使用までが残されています。

[W HH:MM:SS INFO  Server/PlayerConnection] Player issued server command:/xxx

このようなログです。
使用されたコマンドも確認可能ですし日時も確認できます。
矛盾する事象を探してみてください。

不正行為の処罰

不正行為が確認された場合は処罰を行います。
客観的な事実と合理的な証拠があるのであれば該当プレイヤーへの事情聴取は不要です。喋らせるだけ出てくる汚い空気で場が汚れます。
証拠として得た情報が意味する行動がルールのどの項目に違反しているのかを確認します。
例として行動が外部ツールを用いた飛行で、外部ツールの使用を禁止するルールがマインクラフトサーバールールの3の項目に定められている場合は「マインクラフトサーバールールの3に違反したことを確認したため処罰を実施した」という理由が完成します。
もし、処罰が明確に記載されている場合は(例として8に定められていると仮定します)「マインクラフトサーバールール3に違反したことを確認したためマインクラフトサーバールール8に則った処罰を実施した」という理由とともに記載されている処罰を実施すればよいです。
この際、Googleフォームなどを使っていればスプレッドシートが作成できるため案件の管理番号とともに理由と根拠を記載しておくと何かあった際に便利です。
更にゲーム内でも

/ban 該当プレイヤー [理由]

といった感じに理由を記載できますので記載しておくと管理がしやすいです。

対処の心理

対処する際にどうしても辛くなってしまう時があります。
その人が私たちのサーバーをどれだけ大切にしていたのかというのはプレイ時間やアクセス頻度から見て取れます。
好きなゲームで優位に立つために、目立ちたいためにチートを使うというのはよくある話です。
FPSのレアアイテム獲得を目的としたアカウント売買もその一つです。
この一連の対処行動は確かにその人から大切なものを奪うことになるかもしれません。
しかし、サーバーサービスに対して破壊行為を行った人をそのままにしておいてよいのでしょうか?
破壊行為を行った「敵」に対して何処から情なんて出せるんでしょうか。
好きな相手なら殺してもいいんでしょうか?場は違えどやっていることは同じです。
「好きなサービスだから破壊行為を行った」
本当に大切な人はルールを読み、それを遵守します。
どうしても辛くなる時はあなたが平和を守ったサーバーを見返してみてください。

今後の対策

対策はいろいろとありますが、参加者からの報告は重要な手がかりです。
また、サーバーに短時間で頻繁に出入りするなど不審な行動がある場合はログやその間の行動を確認してみてください。(サーバーコンソールの参加ログと退出ログにはその時の座標が表示されます)
また、定期的にログを見ておくのも何か得られる情報があるかもしれません。
今回登場したCoreProtectの導入やGoogleの導入も手段の一つです。

また、CoreProtectで修復できないほどの被害を受けた場合は以前紹介したバックアッププラグインを用いた復元を行うと便利です。

【Java版マイクラサーバー】バックアップを自動で行うプラグイン - えむえすの日記

前向きにすべて検討してみてください。